【Excel基本】使えると便利!知っておきたいおすすめExcel関数8選
Excelには、定型の計算を行うためのExcel関数(数式)が用意されています。
その数はバージョンによって違いますが、およそ480種類以上もあります。
Excel関数の多くは、大半の人にとって使用頻度の低い関数ですので覚える必要はありません。
「こんな関数があったなー」
というように、何となく知っておけばいいのです。
そうすれば必要になったときに調べる事ができます。
「必要なときに、必要な関数の使い方を調べる」
というのがExcel関数との上手な付き合い方。
今回は私が、「これは知っておいた方が便利!」と思う
Excel関数を8つ選んでご紹介します。
知っておきたいExcel関数8選
〔SUM関数〕(サム関数)
足し算の関数です。
指定したセルの範囲の値をすべて足してくれます。
合計の結果が欲しいセルを指定して、
[数式]タブの中のΣマークをクリックすれば
自動的に関数が入ります。
〔AVERAGE関数〕(アベレージ関数)
平均値を出してくれる関数です。
[数式]タブの中のΣマークをクリックして
[平均]を選べば自動的に関数が入ります。
〔COUNTA関数〕(カウントエー関数)
空白以外のデータの数を数えてくれる関数です。
数値の個数を数えてくれる〔COUNT関数〕より
使う頻度が高めなので、なにかと便利ですね。
〔ASC関数〕(アスキー関数)
〔ASC関数〕は全角文字を半角に変換してくれる関数です。
全角と半角が混在しているときにこの関数を使えば一発で半角に揃います。
〔JIS関数〕(ジス関数)
〔JIS関数〕は半角文字を全角に変換してくれる関数です。
〔ASC関数〕と同様で、全角と半角が混在しているときにこの関数を使えば一発で全角に揃います。
〔TEXT関数〕(テキスト関数)
〔TEXT関数〕は表示形式を指定する関数です。
いろいろな使い方が出来ますが、一番便利だと思うのが、
日付から曜日を勝手に入力してくれることですね。
日付を修正したときに、自動的に曜日も修正してくれるので、
私がよく使う関数のひとつです。
〔IF関数〕(イフ関数)
〔IF関数〕は条件分岐の関数です。「もし~なら~」という条件を設定して、
その条件を満たしたら●●
満たさなかったら▲▲
という値を入れる関数です。
この表は、「指標」のセルに
達成率が100%を越えていたら〇
達成率が100%を越えていなければ×
という条件を設定した場合です。
〔VLOOKUP関数〕(ブイルックアップ関数)
〔VLOOKUP関数〕はもうちょっと高度な条件分岐の時に使います。
「もし■■なら●●、◆◆なら▲▲、★★なら××」
というように、
〔IF関数〕でも作れなくはないけれど、段々と複雑にな条件分けの場合に使います。
この条件分岐の表をあらかじめExcel側に作っておいて、
〔VLOOKUP関数〕で指定します。
この表は、得点がどの「評価」に分類されるのかを〔VLOOKUP関数〕で指定したものです。
安西 加代子さんは 87点なので
「80以上100未満」のBという値が返ってきます。
Excel関数のメリットとデメリット
Excel関数は手軽に使える
Excelでは、セルや数式バーに直接計算式を入力することができます。
その場合、半角の
= (イコール)
から入力しますが、自分で四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)や、
比較演算子(同一・以上・以下・未満)を入力しなくてはならいので面倒です。
いっぽうExcel関数は、関数を選んでクリックするだけなのでとても手軽に使えます。
式がはん雑になりがち
Excel関数はいろいろな条件を設定すると
式がはん雑になりがちで、
変に元データをいじるとエラーになることがあります。
また、〔VLOOKUP関数〕などは、ある程度ひらめきが必要なので、
いろいろな〔VLOOKUP関数〕の使い方の事例を見ておかないと
使いこなすのが難しい関数でもあります。
まとめ
今回は「これは知っておいた方が便利!」というExcel関数を8つご紹介しました。
Excel関数は手軽に使えるいっぽうで、
条件の分岐が複雑になってしまうとエラーが出たり、
使いこなすのにひらめきが必要なことも。
そこで、ある程度Excelが使えるようになった方には
私は全力でExcelマクロの習得をおすすめしています。
もちろん、Excelマクロは簡単には習得できませんが、
タッチタイピングとショートカットキーという
パソコンの基本スキルを身につけると、その先に見えてくるのです。
Excelの基本やパソコンの基本スキルについては、
このブログ内でもたくさんご紹介していますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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