「めんどくさい」は成長のチャンス!脳のブレーキを外し行動できる自分になる方法とは
期日が迫っていてすぐに取りかかったほうがいい仕事があるのに
ついつい先延ばしにしてしまうことはありませんか?
これは「めんどくさい」という感情が
行動にストップをかけている状態です。
この状態が続くと、仕事を先延ばしにしていることに罪の意識を感じたり、
ギリギリの時間で仕事を終わらせなくてはいけない状況に追い込まれたり。
さらに期日に間に合わなかった場合には信頼を失ってしまう…と
最悪のことを想像し、怖くなって行動ができないという悪循環に陥ってしまうことも。
でも、脳科学的には「めんどくさい」と感じることは成長のチャンスだとか。
そこで今回は、「めんどくさい」と感じた脳と向き合って、
行動できる自分になる方法をご紹介します。
「めんどくさい」は脳が活動している証拠
(株)脳の学校 代表取締役で、医師・医学博士でもある加藤俊徳さんによると、
「めんどくさい」と感じるのは脳に余裕がある場合で、
その余裕で本来考えなくてはいけないこととは別に
「めんどくさい」ということを考えてしまうのだそう。
また脳は、苦手なことや新しいことに取り組むときに、
今まで働いていなかった脳の神経細胞に酸素を送って
エネルギーを集中投下し負荷をかけようとします。
でも脳の別の部分では、負荷がかかることを避けるために、
「めんどくさい」という感情で行動にストップをかけようともする。
つまり、「めんどくさい」と感じた時は、
脳のいろいろな領域が活動をしていて、
アクセルとブレーキの両方を同時に踏み込んでいる状態なのです。
「めんどくさい」は成長のチャンス
「めんどくさい」と感じた時は脳が活動をしているけれど、
ブレーキもかかっているので行動ができない状態です。
つまり、脳のブレーキを外すことができれば、
今まで使っていなかった脳の神経細胞がつながり、
今まで「めんどくさい」と思っていたことが、
普通の日常へと変化し、成長することができるのです。
「めんどくさい」と感じる自分は、
成長の可能性を秘めているということを理解しましょう。
「めんどくさい」は一歩踏み出せば消える
「1日10分タイピング練習をすれば、タッチタイピングが出来るようになる」
ということはわかっているけど、
「今日はやることがいっぱいあるし…」などとあれこれ考えて、
結局「めんどくさい」と先延ばしにしてしてしまい、
練習に取り組めていない場合で考えてみましょう。
脳科学的に「めんどくさい」と感じるのは脳に余裕があり、
自らブレーキをかけている状態なので、
脳のブレーキを外せばタイピング練習は普通の日常になり
「めんどくさい」と感じなくなります。
脳のブレーキを外して「やる気」になるためには、行動することです。
「やる気」というのは身体を動かせば自然とついてきます。
思い出してみてください。
仕事、勉強、家事など、最初は「めんどくさい」と思うけれど、
やり始めてしまうと気分が乗ってきて作業がはかどる
ということはよくあることですよね。
そもそも脳にスイッチを入れるのは身体です。
「やる気」を出してから行動するのではなく、
まずは行動してみると「やる気」がついてくるというわけです。
なかなかタイピング練習に取り組めていないのであれば、
まずは「パソコンの電源をつける」という行動をしてみましょう。
パソコンの電源をつけたら、
タイピング練習のアプリを開きましょう。
そして、一文字。
何でもいいからキーボードに触っていきましょう。
すると、
「せっかく一文字打ったんだから、
という気持ちになれます。
ここまで来られれば、脳の今まで使っていなかった部分を使うことができていて、
すでに成長の段階に入っているのです。
「めんどくさい」をすぐに消す3つの方法
行動にブレーキをかけている「めんどくさい」という感情は、
脳に「めんどくさい」ということを考えてしまう余裕があるので
浮かんでくる感情です。
その余裕を脳からなくしてしまうことで
「めんどくさい」を消すことができます。
今回は簡単にできる方法を3つご紹介します。
閉眼片足立ち30秒を声を出して数える
1.目をつぶって、片足立ちになり、30秒声に出して数える
こうすると、脳の中では
・体のバランスをとる部分
・数を数える部分
・発声する部分
を全力で使うことになります。
「目をつぶって、片足立ちになり、30秒声に出して数える」
ということにしか脳が意識を向けなくなるので、
「めんどくさい」と考える余裕がなくなり、頭がスッキリします。
声を出しながら「ジャンプ・ジャンプ・横」運動
2.「ジャンプ・ジャンプ・横」と言いながら、その場でジャンプを2回したのち一歩横にずれる
これは、私の脳科学の師匠に教わった方法です。
日常生活の中で、横向きに移動することははなかなかない動きなので、
「めんどくさい」と考える余裕がなくなり、頭がスッキリします。
限られたスペースで行うことができますし、
閉眼片足立ちが難しい場合におすすめです。
頭頂部に意識を集中させる「頭にみかん」
3.頭にミカンを乗せて意識を集中させる
これはイスに座りながらできる方法です。
みかんでなくても、りんごでもテニスボールでもOK。
それくらいの大きさの球体を頭上に乗せ目をつぶります。
そして頭上の球体からゆっくり手を離して目を開ける。
これは、競走馬が目隠しをして視野を狭めるのと同じで、
いろいろな情報を受けて分散している意識を
「頭上のみかん」に集中させることで
「めんどくさい」と考える余裕がなくなり、頭がスッキリします。
何度かやってみてイメージをつかめれば、
実際にみかんを乗せなくても大丈夫です。
同じ効果が得られます。
まとめ
「めんどくさい」と感じるのは脳に余裕があり、自らブレーキをかけている状態。
この「めんどくさい」から抜け出すには、脳の余裕をなくしてしまうのがポイントです。
体を動かす、言葉を発する、意識を集中する
そうすると脳の中が整理され、「めんどくさい」と感じなくなります。
まずは、一歩でいいので踏み出してみる。
そうすると、少なくとも今の「めんどくさい」は
「めんどくさい」ではなくなっていきます。
「めんどくさい」と思ったらそこで止まるのではなく、
「めんどくさい」と向き合ってみると
自分の新たな可能性が広がっていきますよ。
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