キーボード配列の歴史を理解してタッチタイピングのスピードを上げていこう!

パソコンスキル

パソコンで入力作業をしているときに、
「なぜキーボードの配列は不規則なの?」
と思ったことはありませんか?

配列が不規則なために、どうしても手元を見てしまいがちですし、
日本語を入力するときには指の移動距離が長く、

特定の手や指に操作が集中して、
タッチタイピングが難しい根本的な原因です。

この覚えにくく不規則な配列は、19世紀後半に作られた
「タイプライター」が元になっています。

「タイプライター」のキー配列は、
様々な改良が加えられた結果、現在の配列になったそうです。

今回はキーボード配列の歴史を知ることで
タッチタイピングのスピードを上げられる、かもしれない?!
そんなお話をします。

キーボード配列の歴史

「タイプライター」はキーボードとプリンターが一体になったような機械です。

キーのひとつひとつにアーム(棒)が付いていて、
一文字打つごとに紙に印字され、

紙が左横にスライドしていきます。

印字が右端まで行くと、一度文字を打つのをやめて、
レバーで紙の位置を戻します。そして文字打ちを再開します。

原型は楽器のキーボード

1867年に作られた初期型のタイプライターは、
楽器のキーボードタイプで上段と下段に分かれていたそうです。

ピアノの「白鍵」と「黒鍵」のイメージですね。

「黒鍵」に当たる上段は、
-3 5 7 9 N O P Q R S T U V W X Y Z 

「白鍵」に当たる下段は、
 2 4 6 8 . A B C D E F G H I J K L M 

アルファベットの配列は下段左から、ABC順でした。

これが1870年代頃に「ボタン式のタイプライター」へと変化し、
現在の配列の原型が作られていきました。

モールス符号を解読して文字にしやすい配列

海を越えての国際通信が可能になったのは1851年のこと。
当時の国際通信は海底に通した海底電信ケーブルを使用して、
「モールス符号」で文字などを電気信号に変えて送っていました。

「モールス符号」は、
短い「 · 」と長い「 ··· 」の2種類の符号を組み合わせることで、
文字や数字を表すことができるものです。

日本語で表現するときには、
短い「 · 」を「トン」
長い「 ··· 」を「ツー」
と表現します。

例えば 
 A  は「・-」なので「トン・ツー」
 B  は「-・・・」なので「ツー・トン・トン・トン」
といった具合です。

1870年代頃に「タイプライター」が普及すると、
モールス符号を受け取ったオペレーターがそれを解読し、
「タイプライター」で文字に変換するようになりました。

この当時、とても間違いやすい文字がありました。
それが

 E  「・」
 S  「・・・」
 Z  「・・・ ・」

です。つまり、

 SE   「・・・」「・」   

 Z  「・・・ ・」
の判別がつきにくかったのです。

オペレーターは、次のモールス符号のつながりでどちらなのかを判別し、
瞬時に「SE」か「Z」を押さなくてはならなかった。

そこで、「S」「E」「Z」を近くにまとめて、縦に並ぶようにしたそうです。

0(ゼロ)は「O」(オー)、1は「I」(アイ)で代用

1870年代頃に「ボタン式のタイプライター」へと変化したとき、
ボタンの数を減らすために、
0(ゼロ)は  O  (オー)
1は  I  (アイ)
で代用しました。

この数字として代用していた I  O  
隣り合わせに配置されました。

たどりついたのは「QWERTY(クワーティ)配列」

1880年代に「ボタン式のタイプライター」の配列がさらに改良されました。
そして、現代でも使われている「QWERTY(クワーティ)配列」にたどりつきます。

赤く囲った部分が「QWERTY」になっているので、
このように呼ばれるようになりました。

なぜこの配列に落ち着いたのかは所説ありますが、
面白いものをご紹介します。

セールスマンが美しいデモンストレーションをするため

セールスマンが顧客に対して、素早く美しく「typewriter」と
キーを打つ姿を披露できるようにしたいう説。

確かに…
「typewriter」
は、最上段のキーのみで全ての文字入力が可能です!

なるほど、なるほど。

「QWERTY(クワーティ)配列」には、
「タイプライター」という機械を認知してもらいながら、

素早くタイピングする姿をみせることで
セールスに繋げていこうという戦略が隠されているようです。

タイプライターを壊さないようにするため

早くキーを打ちすぎると、文字のアームが絡まってしまうため、
あまり早く打てないように、わざわざ覚えにくい配列にしたという説。

また、ERやTRなど、英語でよく使用するキーを
左に配置することにより、アームの絡みを防止しようとした説。

いずれにしても、機械自体が高価だった時代に、
速度よりも、タイプライターを壊さないことのほうが
重要だったということが伺えます。

まとめ

パソコンのキーボードの配列には、
「タイプライター」からの長い歴史があります。

歴史を知ることで、
 E   S   Z  
の配列や
 I   O  
の配列を覚えることができます。

そして、わざわざ早く打てないような配列にしてあるのですから、
タッチタイピングが難しいと感じるのは当たり前。

でも1日10分のタッチタイピングの練習を続けることで、
必ずそれを乗り越えることができます。

もし、練習に疲れたり、行き詰ったりしたときは、
昔のセールスマンのように、華麗に
「typewriter」
と打ってみてはいかがでしょうか?
きっと、モチベーションが上がりますよ。

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Okafuku Mei

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