Excelの文字化け解決!CSVファイルの変換トラブルについて解説します
あるソフトからCSVファイルをダウンロードして、Excelで開いたときに
「うわーーーっ」
と思わず頭を抱えたことはありませんか? そう、「文字化け」です。
「文字化け」の原因や解決方法を知らないと
作業を中断しなくてはならず、時間を無駄にしてしまいますよね。
そこで今回はCSVファイルの変換トラブルとその解決方法をご紹介します。
「文字化け」を解決するには『文字コード』を変える
Excelで開いたときの「文字化け」解決方法
まず、CSVファイルをExcelで開いて「文字化け」をしていたときの解決方法をご説明します。
1.「文字化け」したファイルを一旦閉じる。
2.新しいExcelを立ち上げる。
3.リボンタブの[データ]の中から[データの取得と変換]の[テキストまたはCSVから]を選択する。
4.データを取り込むときに『文字コード』を選択しなおす。
5.『文字コード』はドロップダウンリストから
・シフトJIS ・UTF-8 |
のどちらかを選択すれば解決します。
パソコンで作ったCSVファイルの「文字化け」解決方法
つぎに、パソコン側で作ったCSVファイルをシステムに取り込んで「文字化け」をしたときの解決方法です。
1.一旦「メモ帳」のようなテキストエディタ(ソフト)で開く。
2.名前を付けて保存をする際に『文字コード』を選択し直す。
3.『文字コード』は先程と同じくドロップダウンリストから
・シフトJIS ・UTF-8 |
のどちらかを選択すれば解決します。
「文字化け」の原因は『文字コード』にあり
「文字化け」の原因は、この『文字コード』にあります。
『文字コード』とは、それぞれの文字に割り振られている番号(コード)のことです。
世界中にはさまざまな言語がありますが、コンピューターの中ではどの言語でプログラムを書いても、
最終的には「0」と「1」の数字の羅列に置き換えられます。
つまり、文字を表すために「0」と「1」の組み合わせの番号(コード)がそれぞれの文字に割り振られているのです。
ところがこの『文字コード』にはたくさんの種類があります。
同じ文字でも『文字コード』によって番号が異なることがあります。
文字は、同じ『文字コード』同士でやり取りしないとうまく表示できません。
元のデータの『文字コード』に対応できず、
「残念ながら言葉が通じなかった…」というときに起こるのが『文字化け』なのです。
そもそもCSVファイルって?
CSVとは「カンマ区切りの値」
CSVとは″Comma Separated values”「カンマ区切りの値」の略で、ファイル形式の1つです。
「カンマ区切りの値」というのは、データを「,」で区切って連ねた文字のことです。
例えばこのようなExcelのデータがあったとします。文字はひとつづつ「セル」に入っています。
一方、CSVファイルの場合は文字がカンマで区切られたデータ情報になり、このように表示されます。
品 目,個 数,単 価,値 段
りんご,1,100,100
バナナ,3,80,240
CSVファイルのメリットとデメリット
CSVファイルはのメリットはデータ形式がシンプルなので、
あくまでもデータだけを扱いたいという時に便利であること。
また、いろいろなアプリやシステムで扱うことができる互換性の高さです。
最近では、銀行の通帳もペーパーレスになり、オンライン上で確認するような形式が取られるようになりましたよね。
そんなオンラインバンキングでも、入出金の情報をダウンロードする時は、おもにCSVファイルが使われています。
(PDFでダウンロードできるところも一部あります)
入出金のデータをCSVファイルとしてダウンロードしてExcelで開けば、
自分の入出金の傾向を分析することもできますよね。
このように、自分で新たにデータを入力しなくても
CSVファイルを活用することで自分が欲しいデータを抽出して
思いどうりの形にアレンジすることが簡単にできるのです。
一方デメリットとしては、CSVファイルはあくまでもデータの連なりなので、
Excel上であたかもExcelファイルと同じようにいろいろな加工をしてしまうと、
そのデータの形式が崩れてしまうことです。
表をキレイに整えたものを作りたい、
シートをわけてデータを作り変えたい、
太字や色付き文字にしたい、
というときは、Excelファイルに変換してから作業をしましょう。
まとめ
今回はCSVファイルの変換トラブルとその解決方法についてご紹介しました。
目の前が突然異次元になったような「文字化け」データに遭遇しても
「文字コードを変えればいいんだ」ということを覚えておいていただければ慌てずに済みます。
日本で使われている文字コードは
・シフトJIS
・UTF-8
このどちらかが多いので、どちらかに変えてあげれば大丈夫です。
ちなみに余談ですが、私が会社員時代に「CSV」と「CVS」がごっちゃになっている同僚がいました。
「CVS」は”コンビニエンスストア″の略ですので、みなさんもうっかりお間違えのないように(笑)!
この記事へのコメントはありません。